不動産用語集

用語の頭文字

あ行

RC造

RC造とは、鉄筋コンクリート造(Reinforced Concrete)の略称で、鉄筋とコンクリートを組み合わせて建物の骨組みを作る工法です。鉄筋は引張力に強く、コンクリートは圧縮力に強いという特性を活かし、建物の強度を高めています。

 

RC造は、耐震性、耐火性、遮音性に優れた工法で、建物の自由度が高く、複雑な形状の建物にも対応できます。そのため、マンション、オフィスビル、公共施設など、さまざまな用途の建物に用いられています。

RC造のメリットとして

耐震性が高い

耐火性が高い

遮音性が高い

建物の自由度が高い

 

RC造のデメリットとして

施工に手間と時間がかかるため、コストが高くなる

重量が重いため、地盤の強さが必要

 

RC造は、多くのメリットがある工法ですが、施工に手間と時間がかかるため、コストが高くなるというデメリットがあります。また、重量が重いため、地盤の強さが必要となります。

 

一般媒介契約

一般媒介契約とは、不動産売却の際に、売主が複数の不動産会社に売却の仲介を依頼できる契約のことです。

 

一般媒介契約では、売主は、1社に限定することなく、複数の不動産会社に売却の仲介を依頼することができます。また、自分で購入希望者を見つけた場合も、直接売却することができます。

 

 

一般媒介契約のメリット

・複数の不動産会社に依頼することで、売却の可能性を高めることができる

・自分で購入希望者を見つけた場合も、直接売却することができる

・依頼する不動産会社を比較検討することができる

 

一般媒介契約のデメリット

・複数の不動産会社から連絡が来るため、対応が煩わしい場合がある

・業者側からみると、専属専任や専任と比較して、他の不動産会社に売却が決まってしまった場合の報酬が得られないため、積極的な営業活動を行ってくれない可能がある。

か行

建ぺい率

敷地面積に対する建築面積(建物の水平投影面積)の割合(%)。
例えば、敷地面積が100平方メートル、その敷地上にある住宅の建築面積が50平方メートルならば、この住宅の建ぺい率は50%ということになる。

建物の建ぺい率の限度は、原則として、用途地域ごとに、都市計画によってあらかじめ指定されている。

さ行

敷金

建物の借主が、賃料その他賃貸借契約上の債務を担保するため、貸主に交付する金銭をいう。
敷金は、契約が終了した場合に、未払賃料等があればこれを控除したうえで借主に対して退去後に返還される。

修繕積立金

管理組合が管理費とは別に共用部分や付属施設などの修繕を目的とした長期計画に従って修繕を実施するために、区分所有者から毎月徴収した金銭を積み立てたものである。
管理費と同様、一般的に専有部分の専有部分の面積の割合で月額料金が定められている。

セットバック

2項道路(建築基準法第42条第2項の規定により道路であるものとみなされた幅4m未満の道のこと)に接する場合において、建物を建築・再建築する際、道路の中心線から2mとなるよう敷地の一部を後退させることをいう。
なお、セットバックした部分は道路とみなされ、建物を建築することはできない。

た行

仲介手数料

宅地建物取引業者を通して不動産を売ったり買ったり、あるいは貸したり借りたりする場合に、媒介契約にもとづき、宅地建物取引業者に成功報酬として支払うお金のこと。
媒介手数料(媒介報酬)ともいう。

定期借家契約

平成12年3月1日の改正法施行により、借家契約時に貸主が「期間の満了により契約が終了する」ことを借家人に対して、公正証書などの書面を交付して説明する場合には、賃貸期間が終了すると借家契約も終了し、借家人は退去しなければならないとする契約。
原則として契約の更新はできず、再契約には貸し主・借家人双方の合意が必要である。

テラスハウス

2階建ての連棟式住宅のことをいう。
隣家とは共用の壁で連続しているので、連棟建て、長屋建てともいわれる。
各住戸の敷地は、各住戸の単独所有となっている。

な行

納戸

納戸とは、元々は住宅内の収納を目的とした部屋で日常で使用することのない家具や衣類などを収納するスペースです。その為不動産広告では居室の条件として満たさない部屋を「納戸」や「サービスルーム」、近年では「ワークスペース」など居室とは違う表示がされます。

 

建築基準法上、住宅の居室には、【採光】と【換気】について一定の条件を満たす必要があり、この基準を満たさない部屋は、建築基準法上の「居室」とすることができません。その為、不動産の販売広告などでは「納戸」と表示することになっています。

 

納戸はアルファベットで【S】と表示されたり、書斎=【DEN】やウォークインクローゼット=【WIC】と表示されたりします。

は行

フラット35

民間の金融機関と独立行政法人住宅金融支援機構が連携して提供している住宅ローンで、主な特徴は以下の通りです。

(1)融資期間が最長35年(最長50年のフラット50というローンもあります)

(2)融資期間中は金利が変動せず一定(固定である)

 

融資対象としては、新築・中古購入、新築を建てる場合、借換にも利用可能ですが、対象物件が住宅金融支援機構の定める一定の技術基準を満たしている必要があります。

ら行

礼金

建物の賃貸借契約を締結する際に、借主から貸主に対して、謝礼として支払われる金銭をいう。
契約が終了しても通常、借主に返還されない。